複式簿記対応フリー会計ソフトビッキー Bikky

固定資産管理

物件毎にまたは一つの物件であっても追加的にリホーム等の資本的支出をした場合それぞれの内訳に応じ償却年数が相違するため個々に償却管理を行う必要があります。ビッキーは物件毎または内訳別に減価償却を管理する機能を有しています。


1.上記の例で表示されている画面の見方

A欄:現在保有している物件の一覧
B欄:A欄で指定されている物件「ドミトリ大野」についての所在地、土地・建物の取得状況を表す。
   2008/3/17に物件を競売で150万円で取得し、土地・建物に分計し登録
   改修を行い11/1に完成した建物を建物・設備に分計して登録
C欄:B欄で選択されている2008/3/17に取得した建物部分の減価償却状況を表す。

2.物件の登録方法

ナビゲートボタンボタンを押すと追加モードになり青色の部分に物件名が登録できる状態になる。ここに物件名を入力、あわせて右側にある〒番号、住所も入力する。入力が完了したらボタンで保存する。
編集方法:対象物件を選択し、ボタンで編集モードにし、変更項目を修正し、保存ボタンで登録する。
削除方法:対象物件を選択し、ボタンを押すと削除の確認メッセージが表示されるので「OK」を指定すると削除される。

3.物件の内訳情報の登録方法

A欄で選択している物件についてB欄に内訳別に内容を登録します。
登録:土地・建物を同時に取得した場合はそれぞれを登録します。建物は建物・設備に分けても可

  ボタンで追加モードにし、取得日、区分、種別、金額、耐用年数、面積又は数量、償却方法をリストに直接入力し、保存します。
  
・区分、種別、償却方法はセルを2回クリックするとプルダウンメニューが表示されるので該当の項目を選択する。

・金額、償却年数、面積・数量は半角数字で入力
・取得日、償却開始日は9999/99/99の形式で半角数字で入力
・面積・数量は土地・建物であればu又は数

4.物件の内訳毎の減価償却の登録

B欄で選択している物件の内訳ごとにC欄で減価償却処理を登録する。
C欄下の償却処理欄で減価償却する年度をボタンで指定する。初期値はメイン画面で指定して年度が表示されています。(変更の場合はこのボタンで変更するかメイン画面に戻って変更)
自動登録ボタン 個別処理ボタンを押すと、個別処理画面が起動するので、条件に変更なければ再表示ボタンを押すと自動計算されデータが保存される。

手動処理(自動・手動どちらでも処理可)
C欄のナビゲートボタンの追加ボタンで追加モードにし、直接リストに各項目を入力する。
(確定申告の収支内訳書2P様式と同じ形式です。詳しくは税務署の手引き等を参照ください。)
各項目
償却日 年度の最終日
(ロ)期首残高 前年度期末残高を設定
(ハ)償却率 償却方法に応じた償却率(定率法であれば毎年同じ率)
(ニ)月数 本年度の償却月数(通常は12,初年度などは該当の月数)
(ホ)普通償却 (ロ)×(ハ)×(ニ) 自動計算
(ヘ)割増 優良賃貸住宅の適用を受ける場合割増部分の減価償却額
(ト)償却合計 (ホ)+(チ) 自動計算
(チ)割合 貸付割合貸付に使用している割合(全部なら100)
(リ)経費参入 (ト)×(チ) 自動計算
(ヌ)期末残高 (ロ)-(ト)
適用 95%以後の均等償却の場合、中古の場合、譲渡・取壊し等の情報を記載
 ボタン すべての物件について減価償却処理が終了したら償却一覧ボタンを押して該当年度のすべての減価償却状況のレポートを作成します。該当年度の減価償却として経費として計上できる合計額が確認できます。
この経費参入額を当年度減価償却費として決算整理手続きで経費処理します。
Copyright 2010 rinoha all right reserved.