家計簿Bikky2を使ううえで最低限知っておかなければならない簿記のルールを説明します。
簿記では資産、負債、資本、収益、費用が増減した場合、これを取引として記録します。
一方、契約書を取り交わしただけでは取引とはいいません。
取引にはかならず2面性があります。たとえば「りんご」を「現金」で購入した場合では購入のための費用が発生します。また、現金が減りますので資産が減少します。この2面性の内容を記録することを仕分けするといいます。
仕分けでは取引の2面性を借方と貸方に記録していきます。
借方の記録 | 貸方に記録 | |
---|---|---|
取引 | 資産の増加 費用の発生 負債の減少 資本の減少 収益の減少 |
資産の減少 費用の減少 負債の増加 資本の増加 収益の発生 |
家計の支出や資産の増加など家計簿Bikky2ではすべて借方と貸方をセットで記録します。これは複式簿記のルールにそって記録していくからです。
資産、負債、資本、収益、費用の増減を記録する単位を勘定といいます。この勘定にはそれぞれの内容が分かるように名前を決めています。これを勘定科目といいます。
Bikky2では資産、負債、資本、収益、費用を「区分」(勘定区分)、勘定科目を「科目」、さらに科目をさらに細かく分類した項目を「細目」として表現しています。
資産、負債、資本、収益、費用には一定の関係があり以下の関係になります。
資産=負債+資本(貸借対象表)、収益=費用+利益(損益計算書)
負債 | 費用 | |||
資産 | 収益 | |||
資本 | 利益 | |||